手考足思 β

VRのメディアとしての特性と可能性を遠回りしながら探るブログ

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『スーパーヒューマン誕生』メモ①

バーチャル・リアリティは90年代に研究が盛んになり、知見の蓄積が多くある分野。 近年になりスマホに使われている有機ELディスプレーや加速度センサーやジャイロなどのセンサー類、また動作処理や画像生成を行う共通のプログラムとしてゲームエンジンが開…

『デザイン化される映像』メモ① / 知覚拡張型映像の歴史から考える

劇映画は、監督の演出やあらかじめ書かれた脚本に従ったプロの俳優の演技を記録した映像を編集してひとつの物語を生み出す。 美術映像(実験映像)の場合は、物語を構成することを念頭に置いていない場合が多く、俳優どころか人間が映ってないことも多い。 …

『映画技法のリテラシーⅠ』メモ② / 照明

照明には様々な種類のスタイルがある。キーと呼ばれる基調照明となる明るさがあり、そのキーによって映画のテーマやムード、さらにはジャンルさえも決定しうる。 ■ハイキー 明るく、派手で、曖昧な影は作らない。コメディやミュージカル。 ■ハイコントラスト…

『映画技法のリテラシーⅠ』メモ① / リアリズムとフォーマリズム

20世紀を迎える前から、映画は2つに方向に分かれて発展してきた。 ①リアリスティックな方法 ②フォーマリスティックな方法 ①の祖はリュミエール。 リュミエールのは日常の出来事を撮影し人々を魅了した。 人日が日常生活見聞きしてきたことが忠実に再現され…

カンフーパンダ / 2008

知らせは知らせ。 良いも悪いもない。 42分 Amazonプライムで無料で見られて、 宇多丸が褒めていなければ決して見ることはなかっただろう作品。 強くなるための魔法のような方法などなく、自分らしさを活かすことが強みという話。 好きなものが運命だと、新…

読書とメモと時間

読書の仕方をずっと試行錯誤してきた。 試行錯誤というほど本気で取り組んできたわけではないけど、 速読したり、本にメモを書き込んだり、ノートをとったり色々な方法にちょこっとだけ手をだしてきた。 現在の僕は、気になる本をこのブログに書き写しなら読…

『イメージ(上)』メモ①

p.28 カメラの基本原理は古代から知られていた。 問題は、カメラオブスクーラが映し出すイメージをどうやって定着させるか。 ニエプスは、アスファルトの1種が光にあたることにより硬化し、油に溶けなくなる性質に注目(中略)。 1826 自宅の研究室の窓から…

『映像史』メモ④

1900年代 劇映画興行の成立 トピックスやニュースから劇映画へ移行。興行として成立することをあきらかにした。 ■フランス 〇ジョルジュ・メリエス ルイ・リュミエールは実写以外に映画の用途に思い至らなかった。 劇映画の方向へ一歩踏み出した人物がジョル…

『映像史』メモ③

居ながら山海万里の外に遊び、不知の山水を賞し、未識の才子佳人に接するの快を買はんふ思う人は、速やかに来て此のバイタスコープを一覧せられよ 東京日日新聞 1897年3月5日 VRも変わらないなぁ。 最も初期の映画は周囲を記録しただけで、"生々し"かった。 …

レアンドロ展@森美術館

森美術館で見てくる。 金曜日の午後8時過ぎ。チケット売り場が混みあっていて驚いた。 みんなファイナルファンタジー展を見に来ているのだろうか。 列の3割~4割くらいは外国人という印象。中国系、韓国系、欧米系。 最初の展示は、池に浮かぶボートを模…

Yeseterday is History

カンフーパンダで知った言葉。 Yesterday is History. Tomorrow is a Mistery. この後に、「Today is a gift. That's why it's called the present.」とくるけど、 とりあえず、ヒストリーとミステリーの韻が気持ちいい.

『映像史』メモ②

写真の用途は、おもに、人物、風景、イヴェントの3つ。 動きのない映像は、以降もこの3つが主要な用途。 人々が景観豊かな場所で記念写真を撮ることは、3つの用途を集約しているから。 P.12 1850 - 60年代 になると、ヨーロッパの写真家たちは、世界の記…

『映像史』メモ①

ニエプスは、少年時代から科学少年であり(中略)、フランス革命で国内が動揺するさなか、兄は内燃機関に、弟は映像に進んだ。 P.10 ニエプスはフランス人。 フランス革命は1789年~1799年。 フランス革命は僕の生まれた200年前。100年前の1889年は、大日本…