手考足思 β

VRのメディアとしての特性と可能性を遠回りしながら探るブログ

『映像史』メモ③

居ながら山海万里の外に遊び、不知の山水を賞し、未識の才子佳人に接するの快を買はんふ思う人は、速やかに来て此のバイタスコープを一覧せられよ

東京日日新聞 1897年3月5日

VRも変わらないなぁ。 

 

最も初期の映画は周囲を記録しただけで、"生々し"かった。

スクリーン上の動きはなんであれ、それだけで、初期の観客に十分スリルを与えた。

しかし、新しさはすぐ効き目がなくなり、制作者たちはキャメラの前をステージとし、アクションを置き始めた。エディソンは、この方向を開拓した。

というのは、エディソンのカメラは図体が大きすぎて、簡単に動かせなかったからである。

P.23

 チューブ入り絵具の発明で、画家が外に出たってことを思い出す。

今回はその逆だけど。

 

1900年。パリ万国博覧会

映画はリュミエールの巨大スクリーン。縦13.716m、横19.2024m

バルト9のスクリーン9でも5.65×13.5だ。

アイディアとしてのテレビが登場。